「羽仁もと子案家計簿」は収入も支出も一年を見通して考え、予算を立てています。
1か月の給与とボーナスの12等分を加えた額が1か月の収入予算になります。
収入予算から税金・社会保険料を差し引き、残りの金額から生活の支出を考える前に、希望の貯金額をとって将来に備えることを勧めています。
支出には毎月必要なものと一年で必要なものを区別して考え予算立てをします。
今回は食費の2021年の予算を紹介します。
羽仁もと子案家計簿では食費は健康を作る大切なものです。
金額も大きくなることから3つの費目に分けています。
食卓に数字が表れ、買い物の仕方や工夫するところが自然に見えてきます。
50才代 Hさん
単身赴任中の夫と大学生、中学生の子どもの4人家族です。
夫は月に2回週末に帰ってきますが、コロナ禍でリモート会議も増え、自宅で過ごす日数が増えました。
一方で大学生の子どもはバイト先で食事を済ませることが増え、以前より家で食事を取ることが減りました。
今までは子ども達と私の予算に夫の在宅分の食費予算を加えていましたが、今年は夫と大学生の子で1人分と考え予算を立ててみました。
副食物費 64000円
食事摂取基準から考えた1日にとりたい食品の組み合わせから子ども達と私の3人分の予算を立てました。
中学生の子の副食物費(おかず代)は成長期のため、我が家で一番金額が大きいです。
1日の副食物費は2000円で2000円×30日=60000円
そこへお菓子代・夫の在宅中のつまみ代として4000円加えました。
主食費 20000円
内訳
米・パン類・麺類・粉類 15000円
外食 5000円
米の消費が少なめ、麺類が多めです。
私にとって主食費の予算は守りやすいのですが、中身を見ると外食費がオーバーしてしていることが多いので気を付けたいです。
調味料費 18000円
内訳
基本調味料 2000円
油脂・バター 1500円
その他の調味料 2500円
嗜好品 5000円
酒 7000円
昨年12月からクラウド家計簿kakei+をつけています。
さっそく検索機能を使って調べるとパスタソース、炭酸水やジュースの購入が多いことに驚きました。
簡単に調べられるので、買いすぎに気を付けていきたいです。
70才代 Iさん
70才代夫婦と90才代の母 3人の予算です。
昨年10月までは食事を別にしていましたが、今年から3人で食事を囲むことになり初めての予算です。
副食物費 60000円
主食費 16000円
調味料費 17000円 合計93000円
副食物費 60000円
食事摂取基準から考えた1日にとりたい食品の組み合わせから大人3人の予算を立てました。
金額は会員による1年を通した買物値段調べを参考にしました。
1日の副食物費の金額は1850円で1850×30=55500円
母とのお茶菓子や季節の梅干し、梅仕事、ラッキョウ、ジャム類などの手作り材料など必要なものために4500円を加え月予算60000円としました。
母は小柄ですが食欲もあり私の作ったものを喜んで食べてくれます。
フレイルにならないように気を付けて食事作りを楽しみたいと思っています。
主食費 16000円
内訳
米 5500円
パン類 2000円
麺類 2000円
粉と粉加工品 1000円
その他 1500円
外食 4000円
米・胚芽米・もち米など含め月12kg。母は少なめに考えました。
パン類は食パンは買いますが、手作りパンを楽しもうと思っています。
外食は主婦だけの予算です。
調味料費 17000円
内訳
味噌・醬油・酢 1500円
砂糖・黒砂糖 200円
油脂・バター 1800円
だし類 1500円
お茶コーヒー類 2700円
粉類 300円
酒類 7000円
酒・ビール等毎日晩酌しています。
オリーブオイルとバルサミコ酢はこだわっています。
次回は光熱費の予算です。